流出「NEM」全額交換か 580億円分、別の仮想通貨に












仮想通貨交換業者コインチェック(東京)から約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件で、流出したネムのほぼ全額がビットコインなど別の仮想通貨に交換された疑いのあることが23日、情報セキュリティー専門家への取材で分かった。

 交換された仮想通貨の追跡は難しく、身元確認の甘い海外の交換業者などを通じ、現金化される可能性があるという。

 情報セキュリティー専門家の杉浦隆幸氏によると、ネム交換は匿名性の高いインターネット空間「ダーク(闇)ウェブ」上に開設されたサイトで持ち掛けられ、22日午後7時ごろにはサイト上のネムの残高がゼロとなった。その後、画面が「Thank you!!!」の文字と、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が札束の山の前で笑う画像へと切り替わった。

 20日には、ネムの普及を目指す国際団体「NEM財団」(シンガポール)が流出したネムの追跡を停止したと発表。3月中旬時点の交換額は流出分の半額程度だったといい、発表後に別の仮想通貨への交換が加速したという。

 杉浦氏は「犯罪者側に容易に交換できることが示されてしまった。政府はブロックチェーンの監視など早急に資金洗浄対策の仕組みを導入すべきだ」と指摘している。

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00466908












関連記事